sachlich(ザッハリッヒ)=ドイツ語で「即物的」という意味。
・主観を交えないで、事物そのものの本質を見きわめようとする態度。
・物質的なものや金銭、利害などを重視するさま。
つまり事象として目に見えるものを信じ、抽象的な存在を否定する。
もしくは、メリット・デメリットで判断する。
転じて「ありのまま」「リアル」・・・そして「端的」という意味として私は捉えている。
わたくしは、「ザッハリッヒ」というこの言葉が好き。
自分自身も「即物的な人間」にカテゴライズされると思うw。
煩わしいことは大嫌い。
もっとシンプル、スマートな結果を追求したくなる。
抽象的なもの、曖昧なものが苦手。
白黒はっきりさせなければ、気持ちが悪いの。
言葉は端的に、ストレートに表現したくなる。
回りくどいことって、建設的じゃないと思うし、時間が勿体無い。
そして、実際にそれを実践することを恥じてはいないし、
むしろこの行動力が、23らしいと言われるし、誇りでもある。
急に何故こんなことを書いたかというと、先日某書店にて
三島由紀夫の「春の雪」を立ち読みして違和感を感じたから。
YASの影響で、何年かぶりに三島作品を読んでみようかと思ったんだけれど、
やっぱりだめでした・・・。どうも純文学や散文的なこの手の小説は苦手。
何故でしょう?
「何か決定的なもの。それが何だかはわからない」と
この非常に美しい、何事も未決定な若者は倦そうに答えた。
<「豊饒の海」第一巻「春の雪」より>
三島小説を読んで感じたのは、表現が回りくどいということ。
会話をそれだけ抜粋して書けばいいのに、
「非常に美しい、何事にも未決定な」という主観を並列で入れることで、
物語をかき回している気がして。
本当に未決定なの?誰かにそう言われたの?
私は私なりに事実からそう感じたいわ・・・。
そして、あなたにわからないものは、私にもわからないの・・・。
曖昧な感情をオブラートで包んで、溶ける前に無理やり飲み込むようなことは、
できないなって思っちゃって先に進めなくなる。
要は何が言いたいのかと問いただしたくなるの。
愛読者の方・・・ごめんなさい。
でも、私だったらこう書く。
「決定的な結論が、今は全くわからないんだ」と答えるその若者の
考え倦ねる様を、私は非常に美しいと感じた。
事実があり、それに対して「私はこう思った」と書くだろう。
「今は」と限定することにより、その先どうなるのかを読み手に想像させるように。
これがリアル。これが端的。これが即物的だと思う。
たぶん、感覚的な違いなんだろうね。
こんな23でも、昔はもっと高邁に生きたいと思っていて、
空想やぼんやりとした夢を持っていた筈だったんだけれど、
生きていく過程で現実を知り、幾多の挫折を知り、悩み、
悩み疲れた挙句、いつしかリアルなものを欲するようになったのかも。
傷は浅いうちに。期待して裏切られるのは嫌だし。
より早く、端的に、結果を見たいと願わずには居られない。
恋愛でもそう。
「会いたい」と思ったら、すぐ会いたい。
「都合が悪い」と言われたら、すぐ諦める。
「嬉しい、楽しい、気持ちがいい、心地がいい」・・・これをメリットだと思い、
「疲れる、時間の無駄、違和感がある」・・・これらをデメリットだと切り捨てる。
ただね、最近思うことがあったの。
ほら今って、小さい頃に比べて、だいぶ「即物的」になってきたじゃない。
携帯電話、Eメール、インターネット。
電脳生活にどっぷり使っているわたくしは、これらを使わない日はない。
「即物的」なわたくしにとって、これらはとても便利なツール。
知りたい情報は数秒で手に入るし、聞きたいことはすぐに聞ける。
・・・でも。
人間の感情や行動って、そこまで単純なものじゃないかもしれない。
言葉に言い表せないこともあるし、レスを待っている時間は確かにグレー。
社会においては、決して犯してはいけないグレーゾーンもある。
言葉を濁すことで回避できるトラブルも多い。
クリアにすることだけが、必ずしも得ではないのかもしれない。
賢い、大人な人間になるべき時期が来ているのかもしれない。
即物的な結果を求めすぎて、大事なものを見落としている可能性はないか。
形にならないものでも、大切なものって意外と多いのではないか。
ここのところ、この「即物的」ということに対して、ちょっとばかりナイーブなわたくし。
勢いだけで乗り越えるのって、やっぱ無理なのかなあ?
以上、今日は言葉と表現の仕方についてちょっと堅いお話でした。。。
今日のMARVELOUS!
昨日と今日の嬉しかったこと
>まずはこちら。
いつもお世話になってるデザイナーDさんがお土産にくれたの!
爆笑!!!
これを買ってきてくれたDさんに爆笑。
あえてG.Wに登別に行ってきたというDさんに爆笑。
私へのお土産は「これしかない!」と思ったDさんに爆笑。
ありがd♪ その気持ちが嬉しかった!
例のワルい人「Sちゃん」は「溶けてる(▼m▼)/」って文句言ってたけど(笑)
>こちらは、23が丸井今井の前で撮った写真。
桜・・・大好き。咲いてくれてありがとう。
こちらは、ロメオ氏が送ってくれた画像。
道庁の桜だそう。

YAS、北海道はようやく桜が咲きました。
>こちらは今日のランチ。
久々にチーとゆったりランチを楽しみました♪
@新鮮野菜サラダとオードヴルの盛り合わせ
A春野菜のリゾット ふきのとう風味
B本日のアイスクリーム
【モンプレヴォー】
住所:中央区南3条西2 ロテルドロテル8F
TEL:011-221-3901
http://www.monts-prevaux.com/
仕事のこと、恋愛のこと、人生観のこと。
いろいろ話せて良かったねえ。
って、チー。
あんたホントに23歳・・・だよね?
それに比べて、コワTさん。
噛み付くのは止めなさい!!!大人なんだから(笑)
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「何事も未決定な若者」は「今は」なんて言葉使わないでしょ。
豊穣の海に関しては作品全体の構成の妙があるから部分的な抽出をしても
その面白さは理解できないと思う。
部分的に抽出することこそが「即物的」だと。
さらに曖昧な言い方をすると、ロジカルな考えは大事だけど全てを0か1で割り切ると
「赤い」ものを「赤い」としか表現できなくなってしまうよ。
「赤い」ものを「赤い」としか表現できなくなるって、それも詰まらないよね。
わかった!
ロジカルでしか居られない人間ってのは、変えられなさそうだから、これからも言葉尻は端的になると思う。でも、感受性を大事にして「色々なバリエーションのキレイな言葉」で気持ちを表現すればいいんじゃない?
事実を述べてから、自分の感想(主観)を伝える。
事実と主観を混同させなければ、きちんと人に伝えられる気がするw。
最近、上記の例で言うと三島的な人間と衝突したばかりです(笑)、自分とまったく相反する性質でした。私の即物的な態度に対して、かなりキレられました。
それでもそいつは、白と黒が混ざってグレーにはならない関係だが、白と黒で綺麗な模様を描けるかもしれない、と言っていた。共生の道がありそう…なんて思うのは楽観的なのか。
話すっごくそれちゃったけど、言いたかったのはこのコラム面白かったです、ということですw
名作といわれているなかで好きなのは「舞姫」かな。
詳細な表現とまわりくどい表現があるが、一応理系の私としては"詳細"はすきだが"まわりくどい"は嫌い。
したがって三島は却下に同意見(笑)。
久々のコメントありがd☆
・・・すごいよくわかるよ。私もおんなじ経験をした。
先日友人との会話の中で「性格的に相反する人と、一つのものに向かわなければならない・・・それが仕事であり、会社であり、社会共存というものだ」という仮結論を持った。そして、そこに上手く適応しないとならない訳だが、「白と黒のキレイな模様」も描けたら素晴らしいけれど、なかなか難しいよね(苦笑) んで、賢い人間になるには、「グレーになっちゃってるものに、自分で白(または黒)をいっぱ〜い注ぎ込む」のだ!!!
ちょっとの労力はかかるけれど、白か黒で答えられるように仕向ければ、自分にとってやりやすくなるんじゃない?(笑)T姉さんのように、使われているなあと苦笑しつつも、喜んで手伝いたくなるように。性格はもうわかっている筈だよね!
・・・にしても、デヴィッドにとっては、タイムリーなネタだった?(笑)
>Petshopさん
毎度さまです!
・・・やっぱり。理系ってそんな感じなんですかね?理系=ロジカル的な。
話は長くても、センテンスが短いとわかりやすいように感じませんか?
社内で聴いたある会話(遅れてきた上司に対する回りくどいと評判の部下の返答)
「話終わったのか?」
「いえ、ただいまですね、挨拶をしてから椅子が足りないことに気が付いてですね、隣の部屋にあるなあと思って、1脚持ってきて準備をしてですね、先に○○さんから名刺交換して、次に私が交換しようとしたその時に、○○さん(上司)がちょうどいらした感じでして・・・」
・・・聴いていて頭が痛くなりそうでした(苦笑)